<モーターサイクル・ダイアリーズ>
1952年、エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナは23歳の医学生。友人の生化学者であるアルベルト・グラナードとポデローサ号(ノートン500)で未知の世界であるラテン・アメリカ探検を実現すべく旅立つ。
アンデス山脈を超え、チリの海岸線から、アタカマ砂漠を通ってペルーのアマゾン上流へ出るというルートである。
途中で、ポデローサ号が壊れ、二人は歩いて旅を続ける。
アマゾン川奥地にある南米最大の隔離医療施設であるサン・パブロへ行き、ここでしばらく働く。
隔離政策のこの施設で、ふたりは自由に患者たちと交わる方法で接する。
この旅の後、ゲバラは再び医者の道を目指すのであるが、これらの経験がゲバラを革命家へと導くのである。
この物語ではノートン500が印象的な役割をはたす。排気音が素晴らしい。いくつもの転倒。レバーが壊れないのが不思議なくらい転ぶ。
そして、医師としての使命感、ハンセン病患者との交流。
若きゲバラが何を目指したのか、そしてボリビアで何を想って死んでいったのかさえ分かる気にさせてくれる映画だ。
書名 モーターサイクル・ダイアリーズ
著者 エルネスト・ゲバラ
出版社 角川書店
定価 620円
発行 2004/09
判型 文庫
SBN 4043170025
<ゲバラ>
最初に読んだ彼の著作は「ゲバラ日記」みすず書房だった。
最近になって、「モーターサイクル・ダイアリーズ」が映画で話題になったので見た。
1997年のペルー日本大使館人質事件。このときのMRTAの旗がゲバラだった。
「世界で一番カッコいい男はチェ・ゲバラだ」(ジョン・レノン)
書名 ゲバラ日記
著者 エルネスト・ゲバラ
出版社 角川書店
定価 546円
発行 1999/02
判型 文庫
SBN 4043170017
キューバを去ったゲバラが選んだのはボリビア。
あらゆる困難が彼を襲う。政治のあり方、組織。ボリビアの厳しい自然と終わりなき野戦の生活。持病の喘息。
しかし、彼は希望を失わずに立ち向かう。冷静に、明るく、なすべきことを行なうという意思のもとに。
書名 ゲリラ戦争
著者 エルネスト・ゲバラ
出版社 中央公論新社
定価 800円
発行 2002/06
判型 文庫
ISBN 4122040426
副題にフォト・バイオグラフィとあるように未公開写真が250以上も載っている。
ゲバラの語録やかつての同志たちへのインタビュー集。
詳細な「チェ・ゲバラ年表」「地図」「索引」付。
書名 チェ・ゲバラ
著者 エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
出版社 原書房
定価 1,995円
発行 2003/12
判型 B6
ISBN 4562036796
書名 チェ・ゲバラ
著者
出版社 青土社 現代思想臨時増刊
定価 1,200円
発行 2004/10
判型 A5
ISBN 4791711289
書名 ロシナンテの肋
著者戸井十月
出版社 集英社
定価 1,890円
発行 2000/03
判型 B6
ISBN 4087744647
戸井十月が、ゲバラの熱き生き様を共感と共に綴る追想作品。
書名 チェ・ゲバラ伝
著者 三好徹
出版社 原書房
定価 1,470円
発行 2001/01
判型 B6
ISBN 456203386X